“し”のひとりごと
2007年 12月 03日
もはや、手作りを超えた技の逸品。匂いと目でつくる昔ながらの砂糖。
今年も、日南の「さとねり」こと、黒砂糖づくりが始まった。11月30日、さとねり小屋を訪問。この日は、「練り合わせ」といういわゆる、今年最初の状態を見る試験的なつくり。
簡単につくり方を説明すると・・・
①刈り取ったさとうきびを機械に通してしぼり汁をとる。
煮ていくと、このように「あく」とよばれる不純物がでるので、丁寧に取り除いていく。
③次ぎに焼いた貝殻の灰を入れてさらに不純物を取り除く。
④不純物を取り除いた汁を最終工程へ
⑤いよいよ、最終段階
この時、釜の中に顔を近づけ、「匂いと音」で出来上がりを判断する。
⑥さとねり
⑦出来上がり
ちなみに、12月10日ごろまで中休みはあるものの、昼夜を問わずこの作業が繰り返される。この日は、東郷小学校の4年生が見学。(見学は自由だが、作業する方の邪魔にならないように)
本当に昔の砂糖づくりは大変だ。
フォトギャラリー
「さとねり小屋の内部」昭和初期に建てられたため、非常に低く頭をぶつけないように注意。
オレンジ色のやわらかい光りと甘い香りが暗闇に漂っている。
このパッケージに入って、近くの商店などで販売されている。一箱:3,000円程度。直接買われてもOKであるが、非常に数が少ないため、12月中には姿を消す。問)風田製糖組合(代表:長鶴さん℡0987-23-8340)※長鶴さんいわく、今年のさとうきびは、台風等の影響もなく良く育ったと。
ちなみに、色々な料理の隠し味、おもちの上にのせて焼いてもOK。私は、焼酎にひとかけら入れて飲むのも好きである。(かき混ぜてはダメ)
さぁ~幻の逸品めしあがれ
購入先①山野水産(0987-24-0366)
②王子生協(0987-23-4649) 他
by fwhk4933 | 2007-12-03 11:18 | “し”のひとりごと